・ゲーム概要

ゲームの目標は、右下の最終スコアで相手国を上回ることです。

各国は総合影響力が50%以上なら、その陣営に最終スコアに重要性の値だけ得点を与えます。25%以上50%未満であれば、重要性の半分だけ得点を与え、24%以下では得点を与えません。

各国の総合影響力は、その国への影響力1につき25%が加算され、さらに隣接国の影響力が計算されます。その際、隣接国の重要性が相対的に高いほど与える影響が強力になります。

例えばゲーム開始時のフィンランドの場合、米国の影響力が1置かれていますが、隣接しているロシアに中国1の影響力が置かれており、フィンランド1の重要性に対して、ロシアは重要性が6あるため、総合影響力は米国2%となって、(総合影響力が24%以下なので)最終スコアへは影響を与えていません。

・海域

各国は自国が隣接している海域に対して、重要性×影響力の値を影響力として海域へ与えます。

海域はそれらの影響力を計算したうえで、最終的にある陣営が相手陣営を2倍以上のスコアで突き放していれば重要性の半分を最終スコアに加算し、4倍以上であれば重要性の値をそのまま最終スコアに加算します。

例えばゲーム開始時の南シナ海の場合、広州(中国)から重要性5点×中国影響力3=中国15点、マニラ(フィリピン)から重要性2点×米国の影響力2=米国4点の影響力を与えられており、中国は米国の4点を2倍以上突き放していますが、4倍以上は突き放していないため、南シナ海の重要性の6点の半分の3点が中国の最終スコアへ与えられています。

・外交コマンド

このゲームは外交コマンドを実行することで、各国へ自国の影響力を拡大し、覇権争いを進めていきます。

外交コマンドは外交点を必要とし、外交点は毎ターン(中国は4点、米国は3点、冷戦シナリオは両国4点)補充されます。

必要な外交点は基本的にその国の重要性と同額ですが、その国の現在の総合影響力により影響を受けます。これにより、敵対陣営の勢力圏内での外交は困難に、自国勢力圏内の外交は容易になっています。

また、上から3つ目の経済協定は、必要な外交点が1点減額されます。

上から4つ目の軍事系選択肢は、1回の行動で数点の影響力を配置できる可能性があり、また必要な外交点が勢力圏から補正されません。(米国勢力圏でも、中国は外交点を余分に払わずに行動できます)

なお、影響力は3点が上限です。

・中立性

一部の国は中立性という値を有しており、米中がこれらの国へ外交コマンドを実行する場合は、中立性の値分だけ外交点を余計に支払わなければなりません。

経済協定の際は、中立性は外交点へ2倍の影響を与え、軍事系選択肢には影響を全く与えません。

・その他

全60ターン終了時点で勝敗が決定されます。

中国、イギリスへは米中両国とも外交コマンドを実行できません。

国家情報の、独裁制・民主制はフレーバーであり、ゲームには影響を与えません。

AIもプレイヤーと同じルールで行動しています(ただし、AI中国のみ毎ターンの外交点収入+1)。よって、特定地域で勢力圏を固めて相手国が外交をしにくくする戦術は有効です。

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